2022.04.04
【解説】自律神経はどんなものなのか、ご存知ですか?
こんにちは。スタッフの迫間です。
4月に入りましたが、まだまだ寒さを感じますね。
こんな日は自律神経に負担がかかりますが、皆さまは「自律神経」についてどこまでご存じでしょうか。
今回はいつも話している自律神経について解説します。
①自律神経の働き
教科書的な言い方をすると、自律神経とは、人間の体の恒常性(ホメオスタシス)を維持するために、意識せずに使われている神経です。下で簡単に解説していきます。
体の外界で変化があると、体は変化に対応して、様々な反応を起こして身を守ります。
具体的には「寒さで鳥肌が立つ」「暑さで発汗する」「暗くなって瞳孔が拡大する」「運動をして心拍数が上がる」などです。
こうした無意識の、血液循環や内臓機能、ホルモンバランスなど、「意識せずに調節されている体の機能」の多くは自律神経によって調節されています。
従って、変化に多くさらされ、無意識的に使いすぎると、疲労して不調をきたします。
②交感神経と副交感神経
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分けられます。
「交感神経」は活動状態、「副交感神経」は休息状態で働くことが多いです。
また、どちらの神経も多くは背骨から伸びています。
首からは副交感神経
背中~腰からは交感神経
骨盤からは副交感神経
のように出る場所によって種類が異なります。
(そのため当院で使っている立体動態波は背中~腰にかけて電気を当てていきます。)
③自律神経を回復させるには
自律神経は無意識的に変化に対応する神経です。
従って、休ませるには「変化を抑えること」が重要です。
具体的には「気温の変化」「不規則な生活」「偏った食事」などは調整しやすいものです。
「精神的ストレス」なども、心拍数など、大きく変化をもたらすため、避けたいものです。
なかなか難しいところもありますが、できることからはじめることをオススメします。
また、どうしても整えられない方には、当院では「鍼」「立体動態波」などをオススメしています。
お悩みの方は是非お声がけください。
これから何かと変化の多い季節になるかと思います。
気を付けられるところを気を付けて、ご自愛くだされば幸いです!
院長 今井 厚