2021.04.03
良い睡眠の心拍
こんにちは
前回アップルウォッチでできる睡眠アプリAutoSleepを紹介したと思うのですが、今回はその中にあるその日の快適さの指標になる、心拍数と心拍変動について触れたいと思います。
・心拍数について
心拍数は基本的には起きている時に比べて下がり、一日の中で一番低くなります。
しかし
・寝る前にお酒を飲み過ぎたり
・ストレスを抱えていたり
・遅い時間に運動し過ぎたり
などがあると心拍数の下がりが悪かったりします。
それが上のグラフのように確認する事ができ、また他の日と比較する事で「昨日は遅い時間に運動し過ぎたからもっと早い時間にやろう」と言ったようによりリラックスした状態で寝れるための手助けに活用できます。
・心拍変動について
まずは心拍変動って何?と言う所から
心拍変動とは・・・心拍間のミリ秒単位の一定の変動の事を言います。
つまりどういう事!?
実は心拍と心拍の間隔というのは一定ではありません。
拍動してから次の拍動までの間隔を心拍間隔と言いますが、この間隔が短くなったり長くなったりする事は正常な事で、この心拍間隔の変動の事を心拍変動と言います。
これが私たちにどう影響するかと言うと、ざっくり言うと自身の状態を把握する事ができます。
人間は自律神経(交感神経、副交感神経)によって心臓の動きなどをコントロールしています。
基本的には
・起きて活動している時は交感神経が優位
・寝ている時や睡眠の時は副交感神経が優位
そして
・心拍変動が高いときは=副交感神経が優位になっている時
・心拍変動が低い時は=交感神経が優位になっている時
という事になります。
つまり
・睡眠時の心拍変動の数値が高いというのはリラックスできている。
逆に
・低いとリラックスできていない、何かストレスを抱えている状態
という事になります。
これがわかると起きた時にこの数値を見れば、「今日は疲れているから休もう」とか「数値が高いから今日はめいいっぱい動こう」とかの指標になるのです。
このアプリにおいてはこの心拍数、心拍変動を元に今日の快適さを★の数で表しているのでわかりやすくなっています。
こんな感じで過去と比較する事ができます。
心拍数や心拍変動はバランスの取れた食事、質の良い睡眠、適度な運動で安定してくるのでコロナ禍で、乱れやすくなっている生活習慣を見直すのに活用してみてはいかがでしょうか?
では
院長 今井 厚